【土・日曜日に書く】産経デジタル取締役営業本部長・井口文彦(産経新聞)

 ■疑問深まらず 組織は誤った

 足利事件の再審で、元受刑者の菅家利和氏を取り調べる様子を録音したテープが法廷で再生された。冤罪(えんざい)を生んだ調べとはどのようなものか気になって仕方なかったが、決して威圧的ではなく、諭(さと)すような調子である。

 ただ、やりとりは噛(か)み合っていない。菅家氏が否認に転じる際の攻防では特にその印象が強い。

 検事 「だけどDNA鑑定で、君のと一致する精液があるんだよ」

 菅家氏 「全然それ、分からないんですよ、本当に。違うんです」

 検事 「違うんですといったってさ、君と同じ精液を持ってる人が何人いると思ってんの」

 DNA鑑定で否認を封じる検事。DNAをどうこう言われ、反証できる者などいない。そこを割り引いて具体的な否認要素を抽出し、潰(つぶ)していくのが取調官の技術なのだが、答えようのない事柄で沈黙させる調べが続く。

 「DNA型一致」が捜査を引っ張ったのだろうか。その影響を思いながら足利事件の取り調べ再現録を読むうち、かつて取材した殺人事件の捜査がだぶった。

 ≪方向付けのリスク≫

 日本中がバブルに浮かれていたころ、都心の瀟洒(しょうしゃ)なマンションで20歳の女性が殺害された。普段着姿で玄関付近に倒れた彼女の首には絞められた痕(あと)。ドアや窓は施錠され、鍵はテーブル上にあった。

 警察は「濃勘(のうかん)」(被害者と近い関係にある者による犯行)を疑った。「犯人は合鍵を持つ人物=男女関係の事件」と見たのだった。彼女の交遊関係の解明に傾注し、合鍵を作った業者を探し回った。

 確認された2つの合鍵の1つは同郷の友人が持ち、残りは会社に。どちらも事件と無関係だった。1カ月、2カ月と経過し、浮かんだ男たちはアリバイが確認され、ついには調べる対象がいなくなる。捜査は膠着(こうちゃく)状態に陥った。

 ある夜、刑事たちは酒を飲んで意見を出し合った。若手が「本当に濃勘だろうか」と疑問を口にした。とたんに怒号が飛んだ。

 「管理官(捜査本部の最高指揮官)が濃勘とおっしゃってるんだ! 濃勘といったら濃勘だ!」

 しかし容疑者は全く違う線から現れた。別の警察署に逮捕されていた窃盗犯が自供したのである。

 窃盗犯は以前、被害者宅に空き巣に入り、ハンドカラオケ、ヘッドホン、革ジャンパーを盗んで質入れした。一緒に盗んだ合鍵で再び空き巣に入り、帰宅した被害者とはち合わせして騒がれ、絞殺した。被害者が被害届を出していたことは殺人刑事たちも把握していたが、質屋回りの窃盗刑事がこの被害品の組み合わせに気づき、局面打開の端緒になったのだった。

 濃勘の線に固執する捜査本部はおさまらない。「本当にホシか?」と冷ややかな視線を送るが、供述通りに合鍵が見つかり、被害者が殺害直前まで持っていたバッグが出てくればどうしようもない。窃盗犯は強盗殺人容疑で逮捕・起訴され、有罪となった。

 ≪「不自然」の認識はあった≫

 現場の状況は確かに濃勘を疑わせるものではあった。が、あのまま濃勘の線を突っ走っていたら、事件は迷宮入りしていただろう。窃盗刑事が被害品を見つけて殺人との関連を想起しなければ、窃盗犯は沈黙を守ったに違いない。

 濃勘以外の可能性も考えた捜査態勢は組まれていた。窃盗被害も把握し、関連を調べた。だが被害品にたどりつかなかった。この捜査にかかわった刑事は「『これは濃勘のはず』という思い込みがあったからだ。捜査に思い込みが入ると都合よくものを見てしまう。その典型例だった」と述懐する。捜査に見立ては必要だが、思い込みになると目が曇る。

 足利事件でも検事が供述に疑問を示す場面があった。定型化する内容を不自然とみたのだ。「君が女の子を見つけるとき、どの事件でも女の子はしゃがんでいるんだよね」。冤罪を回避する機会だったが、この疑問は供述全体の再検討や事件構図の見直しにはつながらなかった。検察・警察の検証はここを徹底解明する必要がある。

 捜査官の職業的体質とは「疑う」ことであろう。関係者を疑い、容疑者供述を疑い、自らの捜査も疑う。その捜査官ですら思い込みで目が曇り、疑うのを忘れた。しかも個の捜査官の思い込みは修正されることなく、そのまま組織の思い込みになってしまった。

 「関与した者がそれぞれの職責を果たさなかったために悲劇が生まれたのではないか」。再審での弁護側最終弁論には重苦しく響く説得力がある。足利事件の悲劇は、今は不可欠のDNA鑑定を誤りの理由とするだけに衝撃的だが、突き詰めてみれば、組織が誤る典型的な理由が実は根本にあったように思えてくる。(いぐち ふみひこ)

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<子ども手当>11年度は満額…首相「余裕の分」発言否定(毎日新聞)

 鳩山由紀夫首相は15日午前、子ども手当について「11年度は当然予定通り満額をやる。財源は歳出削減を徹底的にやって、繰り出していく」と述べ、11年度からは中学生以下1人当たり月2万6000円(10年度は半額でスタート)を支給する方針に変わりないことを強調した。

 首相公邸前で記者団に語った。

 14日に「無駄を削減する中で、余裕ができた分だけでやる仕組みを作ろうと思う」と述べたことが、財源不足の場合は満額支給にこだわらない発言と受け取られたため、打ち消した形だ。

 首相は「国債を発行して子ども手当の財源にしたいとは思わない(という趣旨だ)」と説明した。【小山由宇】

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「マラソン走るのが遅い」と鉄パイプで小1長男殴る、父親逮捕(産経新聞)

 「走るのが遅い」と小学1年の息子を鉄パイプで殴ったとして、群馬県警下仁田署は16日、傷害の疑いで、同県下仁田町川井、無職、茂木政昭容疑者(33)を逮捕した。

 同署の調べによると、茂木容疑者は14日午後、自宅付近の路上で、小学1年の長男(7)の手足を鉄パイプで殴るなどの暴行を加え、軽傷を負わせた疑いが持たれている。

 同署によると、同容疑者は容疑を認め、「マラソンの練習をさせていたが、走るのが遅いので指導をした」と供述している。

 傷跡に気づいた小学校の教諭が15日、児童相談所を通じ、同署に通報した。児童相談所にはこれまでにも数回、男児の虐待について学校から相談が寄せられていたといい、同署で詳しい経緯を調べている。

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290万円相当の貴金属盗む 容疑の無職男逮捕 東京・上野(産経新聞)

 貴金属店からネックレスなど約290万円相当の商品を盗んだとして、警視庁上野署は窃盗の疑いで、長野県佐久市中小田切、無職、油井一之容疑者(39)を逮捕した。同署によると、油井容疑者は「借金の返済に迫られ、追い詰められてやった。前日に下見のために店に行った」と容疑を認めている。

 逮捕容疑は1月9日午後6時55分ごろ、東京都台東区上野の貴金属店「特撰すずき」で、品定めを装いながら、ショーケースの上に置かれていたネックレスなど4点(290万円相当)を手に取ったまま逃げ出したとしている。

 同署によると、油井容疑者は店近くに止めていた車で逃走。車のナンバーの一部が目撃されていたことなどから、同署は油井容疑者を特定した。

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ギャンブルでなく…知的トレーニング競馬のすすめ (産経新聞)

 【高橋昌之のとっておき】政治と競馬(下)

 このように、私は政治の予想のトレーニングとしても、競馬を楽しんでいるわけですが、決して競馬で大もうけしようとは思っていません。私は平成7年の有馬記念(マヤノトップガンが優勝)で馬券を的中したのがきっかけで競馬を始め、もう14年余りになりますが、「競馬で大もうけし続けることはできない」ということはよく分かっているつもりです。

 競馬は売上金の75%を配当金としていますから、確率論から言えば、25%は損をすることになります。ただ、私がひとつ自慢させていただくと、競馬を始めて以来、つねに黒字で収支を終えていることです。もちろん大もうけではなく、かろうじてという感じですが、確率論を上回る結果を出せているわけです。

 ここで私の競馬の仕方をご紹介したいと思います。まず、賭けるレースは土日のメーンレースのみです。なぜなら、他のレースは知らない馬が多くて予想が難しいからです。そして、ポイントはひとつのレースに賭ける金額を決めていることで、通常のメーンレースは1000円、重賞レースは3000円、G1レースは6千円といった具合です。

 ギャンブルで怖いのは、負けたら取り返そうとして、多くの金額を賭けてしまうことです。当たればいいものの、外れれば失う金額はどんどん増えてしまいます。心理的にも楽しむというよりは、当たらなければどうしようと不安の方が大きくなり、楽しむことができません。外れても仕方がないと思える範囲内で、賭けることがギャンブルを楽しむ秘訣(ひけつ)です。

 日本で唯一、ギャンブル学を研究している谷岡一郎大阪商業大学教授がテレビ番組で語っていたことがあります。それは「私はギャンブルを研究してきたが、必ず勝てる法則はない。ただ、ギャンブルを通じて人生に勝つ方法はある。絶対に当てなければならないと思う賭け方をしている人は、楽しみより苦しみの方が大きい点で人生の面ですでに負けており、外れても仕方がないが、当たればうれしいという賭け方ができている人は、人生に勝っていると言えます」ということです。私もそう思います。

 次のポイントは、競馬の賭け方には単勝、複勝、馬連、馬単、3連単などさまざまありますが、私の場合は馬連が中心です。というのは、競馬は基本的に馬という生物が先頭を走りたいという本能を利用したスポーツなので、1着、2着までは予想しやすいのですが、3着となると予想できないような馬が飛び込んで来るケースがかなりあります。それで1着、2着の組み合わせで賭ける馬連にしているわけです。

 第3のポイントは、的中した場合、掛け金が3倍になるように、当初の予想をもとに最終的にはオッズ(配当率)で判断して、何点買うかを決めるということです。オッズが出る前にどういう組み合わせを何点買うか、あらかじめ決めておくのですが、レース直前にオッズをあてはめてみて、的中すれば賭け金が3倍になるように点数を絞り、賭け金も変えます。

 こうすると、3レースのうち、1レース当たれば元はとれ、それ以上の割合で的中すればプラスになります。この程度が競馬で的中の喜びを適度に味わえ、収支もプラスになる可能性があると思っているわけです。

 最後に私の秘策をご紹介します。弊社が発行している「競馬エイト」の宣伝のようで恐縮ですが、競馬エイトには勝利のカギが隠されています。それは調教欄の評価で「8」がついている馬には賭けた方がいいということです。調教状況は5〜8点で評価されているのですが、「8点」はたまにしかつかない、つまり極めて状態がいいという評価を示しています。過去の戦績がいい馬なら「大本命」、戦績が良くなければ「狙うべき穴馬」となります。ぜひご参考に。

 以上が私なりの競馬の楽しみ方のポイントです。こうした節度をもってやれば、競馬はギャンブルというより、予想を楽しむという点で知的な娯楽であり、観戦する人々に感動を与えるスポーツで、「スポーツオブキングス」と言われることもあります。

 競馬の起源は古く、馬の速さを競わせることは有史以前、馬が家畜化されたころから始まり、現在のような競馬場で行われる「近代競馬」は16世紀に英国で始まり、その後、欧州各国に広がりました。欧州では当初は貴族、現在でも紳士、淑女の娯楽として親しまれており、単なるスポーツやギャンブルというだけでなく、絵画や彫刻の題材として取り上げられるといった文化も形成しています。

 その知的娯楽である競馬をまだやった経験がない方はぜひ、一度、お金を賭けても、賭けなくてもいいのでやってみてください。食わず嫌いの方もいらっしゃると思いますが、体験されると、その面白さが分かると思います。未経験の方からは「競馬新聞の見方も予想の仕方も分からない」という声をよく聞くのですが、一度、経験者の説明を聞くと結構、簡単に分かります。

 そして、日本では今年もいよいよ、21日に「フェブラリーステークス」(東京競馬場、ダート1600メートル)が行われてG1戦線の火ぶたが切られ、本格的シーズンを迎えます。

 JRA(日本中央競馬会)によると、競馬の売上金は平成9年度の約4兆円をピークに、21年度は2兆5900億円と減少傾向にあり、とくに20〜30代という若年層の馬券購入比率が低下しているそうです。不景気や趣味の多様化などの影響もあると思いますが、一人の競馬ファンとしては寂しい限りです。

 ただ、競馬場や場外馬券場まで行かなくても、パソコンや携帯電話で馬券が容易に購入できる会員制度があり、その比率が格段に上昇していることから、今後の競馬人口や売上金の増加に期待を持てます。入会は銀行に口座を開いてインターネットで申し込めるので、ご興味のある方にはお勧めします。

 ということで、政治記者として競馬の予想の仕方を紹介してきましたが、国の政治に限らず、企業なども政治の縮図ですから、競馬は人生の先を読むトレーニングになると思います。ギャンブルというより、「知的トレーニング」として競馬を始めてみませんか。

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天下り“指定席”再調査へ、対象ポスト拡大(読売新聞)

 総務省は、独立行政法人や公益法人などの幹部ポストに同じ省庁出身者が5代以上続けて就任していることが明らかになったことを受け、天下りの実態を再調査する方針を固めた。

 調査対象とするポストの範囲を広げ、法人と所管省庁との関係も、補助金や許認可権の観点から洗い出し、天下りが固定化している実態を明らかにする考えだ。

 同省は、昨年5月時点で同じ省庁からの官僚OBが338法人、422の幹部ポストに5代以上続けて天下りしていたとする調査結果をまとめている。ただ調査対象のポストは法人の理事長(会長)、専務理事、常務理事に限られていた。その後「副会長」「副理事長」などの役職名で天下りが固定化している法人もあることが判明したため、政府・与党内から徹底調査を求める声が上がっていた。

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聴覚障害者狙うマルチ商法詐欺 「ヴィヴ」幹部ら有罪判決(産経新聞)

 東京のソフトウエア販売会社「ヴィヴ」による聴覚障害者らを狙ったマルチ商法事件で、組織犯罪処罰法違反(組織的詐欺)罪に問われた実質的経営者の浦壁伸周被告(68)ら6人の判決公判が10日、大阪地裁で開かれた。横田信之裁判長は浦壁被告に懲役2年6月、執行猶予4年(求刑懲役5年)、元社長の冨田将一朗被告(35)に懲役3年、執行猶予4年(求刑懲役5年)、ほかの4人に懲役2年6月〜1年6月、執行猶予4〜3年(求刑懲役4〜2年)を言い渡した。

 横田裁判長は、被害者15人のうち14人について、「高額配当を受け取れると思わせて現金をだましとった」と被告全員を有罪と認定したが、1人は「だます説明の間、被害者が会場にいなかった疑いもある」として無罪とした。

 浦壁被告は「冨田被告らにすべて任せていた」、冨田被告らは「だましていない」として無罪を主張。被害者のうち4人の聴覚障害者に「説明内容を伝えるのは不可能に近かった」と訴えていたが、横田裁判長は「だます説明がなされ、現に高額配当があると認識していた」と退けた。

 判決によると、浦壁被告らは共謀し、平成18年7〜8月ごろ、会員募集説明会で、高額の配当をする意思も能力もないのにあるように装い、計14人から約750万円を詐取した。

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朝青龍の知人を任意で事情聴取 暴行問題で警視庁(産経新聞)

 大相撲の元横綱朝青龍(29)が初場所中に酒に酔って知人男性に暴行したとされる問題で、警視庁麻布署は9日、事実関係や示談内容を確認するために、この知人男性から任意で事情聴取した。男性からの聴取内容を踏まえた上で、朝青龍から事情を聴くか判断する方針。

 捜査関係者によると、朝青龍は1月16日午前4時ごろ、東京都港区六本木の路上で、飲食店から出てきて車に乗り込もうとした際、見送りにきた飲食店の実質責任者の男性(38)を車の中に連れ込み、顔を殴ったとされる。

 男性と朝青龍は同月29日、示談が成立しており、男性は「被害届を出さない」としている。

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【中医協】診療所の再診料、2点引き下げで決着(医療介護CBニュース)

 中央社会保険医療協議会(中医協、会長=遠藤久夫・学習院大経済学部教授)は2月10日の総会で、来年度の診療報酬改定で診療所の再診料を2点引き下げることを決めた。一方、病院(200床未満)の再診料は9点引き上げる。これに伴い、現在は別々に設定されている病院(60点)と診療所(71点)の再診料は4月以降、69点に統一される。

 また、2008年度の報酬改定で「外来管理加算」(52点)に導入された「5分要件」は廃止し、5分未満の診療でも算定できるようにする。ただ、薬の処方などをメーンに受診する“お薬外来”をなくすため、診察に基づく医学的な判断などの「懇切丁寧な説明」の実施を新しく求める。

 4月の報酬改定をめぐる中医協の議論では、支払側が診療所の再診料引き下げを主張するのに対し、診療側が「断固反対」の姿勢を崩さず、調整が難航。8日の総会でも折り合いが付かず、決着は中立の公益側による裁定に持ち込まれ、10日に公益側が案を出した。

 診療所を経営する安達秀樹委員(京都府医師会副会長)ら複数の診療側委員が公益側の案に抗議し、一時途中退席した。

 4月の報酬改定では、診療報酬本体のうち「入院」部分の改定率を3.03%引き上げ、病院勤務医の負担軽減策などの重点課題に財源を重点配分する。これに対して「外来」部分の引き上げ幅は0.31%にとどまったため、限られた財源をどう配分するかが焦点になっていた。


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